先日、NHKのテレビでユーミンがスペインのアンダルシアを訪れていた。

アンダルシアはフラメンコ発祥の地で、ヒターノと呼ばれるジプシーの音楽が原型のようだ。

今は定住したヒターノの演奏するフラメンコのプロトタイプ?を聞いて、懐かしいカンジがした。

ジプシー特有の住居にも親近感というのか、憧れというのか、とにかく他のなによりも

ひきつけられる思いがして、身を乗り出すように画面に釘付けになってしまった。

岩をくりぬいて作った洞窟のような家。 中はいくつにも枝分かれした部屋があって、

壁は自然そのままの岩肌がむきだしになっている。

ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)のホビットの家のようだ。

指輪物語というか、その前の物語、ホビットの冒険で詳しく描写されている

横穴式のビルボ・バギンスの家だ。

最近読んだ「生まれ変わりの村」という本に出てくる中国の村の家も

斜面をくりぬいてつくった横穴式の住居だった。

なぜか妙に惹かれてしまう。過去生のひとつなんだろうか?

ジプシーという生き方にも共鳴するところがあるような気もするし、なにより

その音楽がオレにとっては衝撃だった。

スペイン語もなにもわからないくせに、なんか時々わけわからん歌を歌いだすときがある。

オレはずっとイタリアだと思っていたんだけど、スペインだったのか!と思った。

フラメンコに特に感動したとかということは今までなかったんだけど、そのルーツを知ったあとに

聞いたフラメンコには胸が熱くなった。

同時に世界共通というか、迫害され続けたジプシーと黒人の音楽性の共通点を見た気がした。

黒人のブルースに流れるエネルギーは、なんというか、オレが思うに「あきらめ」の境地というか、

憎しみや怒りを通り越して、ある意味悟りを開いたような明るさがある。

あきらめは明らめで、どこにいても、どんな状況でも、ユーモアを忘れない精神力の強さを感じる。

フラメンコの大御所一家のパーティーで演奏される音楽は、ホントにナンセンスな歌詞の中に

異常なほどのエネルギーと感情が詰まっていて、感動で涙があふれてきた。

オレがホントにやりたい音楽ってコレかな?って思い始めているところだ。

といっても、フラメンコをやるわけじゃないけど、そう、こんなカンジなんだよ。